軽トラ中古車の選び方

軽トラの特徴

 

軽トラックは文字通り、軽自動車規格のトラックのことで、軽自動車の規格自体が日本独自の特殊なものですが、狭い道が多い日本では、現在でも高い需要があります。

 

1960年代までは三輪車が主流でしたが、1970年代頃から四輪モデルが一般的となり、最大積載量は350kg以下とされています。

 

現在販売されている車種はキャブオーバー式とセミキャブオーバー式の2種類ですが、以前は、ポータートラックやマイティボーイなどボンネットタイプややミゼットIIのような1人乗りのコミューター的な軽トラックも存在していましたが、やはり業務用が主体なので淘汰されていったようです。

 

駆動方式はフロントエンジン・リヤドライブのFRタイプが一般的ですが、スバルのサンバートラックがリヤエンジン・リヤドライブ(RR)、ホンダのアクティがミッドシップ(MR)を採用しています。共通しているのはリヤドライブということですが、RRやMRは空荷の時でもトラクションを確保する狙いがあります。

 

又、軽トラは悪路で使用されることも多いので、四輪駆動の場合はパートタイム方式が主流となっています。他には副変速機を装備して悪路走行に対応した車両もありますし、リアデフロック(リミテッド・スリップ・デフ)機能をオプションで設定している車種もあります。

 

従来は安全性などにはあまり対処がされていなかったのですが、1998年の新規格化以後は、次第に安全性への意識も高まり、現在では時速50キロ同士で正面衝突しても死亡に至らないという最低限の安全基準も設けられています。そもそも軽自動車が一回り大きくなったのは、こうした安全基準をクリアするのが困難な軽トラックやバンのための配慮ということもできます。